生まれた所と現住所、どちらが氏神様ですか?




現住所の神社のお札を「氏神様」としてまつってください。

 この様な疑問を持たれる方は相当わかってらっしゃる方です。よく用いられる「氏神様(うじがみさま)」「産土様(うぶすなさま)」「鎮守様(ちんじゅさま)」という言葉には本来下記の様な意味があります。

「氏神様(うじがみさま)」  一族の祖先神、または一族を守護する神様
「産土様(うぶすなさま)」  自分や祖先が生まれた土地の神様
「鎮守様(ちんじゅさま)」  一定の地域を守護する神様

 
 本来の意味からすれば氏神様は生まれた場所の神様となりますが、現在では上記の言葉全てが「住んでいる地域の神様」の意味としてはっきりした区別なく使われています。

 
昔のように一定の地域から出ることなく一生を過ごす人がほとんどであれば、問題なく「地域の神様=氏神様」となりますが、現在のように移動が激しく国内はもちろん海外にまで移住するのが当たり前の世の中となっては、「お世話になるのは、行った先の神様」となるのでしょうか。

 
もちろん、あなたや祖先の出身地の神様もあわせておまつりすれば、一層のご加護が受けられる事でしょう。この場合、「崇敬神社のお札」という事でおまつりします。



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