御神酒のいただき方

さて、おまちかね。お神酒です。
結婚式や各種神事の際にはよく行われます。

ただ、飲めばいいというものではありません。
祝い事の際にやってはならない作法をする方が多くいます。注意!!



 直会(なおらい)という言葉もかなり一般的になってきましたが、神事の後の宴会が直会と勘 違いしている方が多いようです。
 直会は、神事を行う状態から日常生活をする状態に戻るための儀式で「なおりあい」がその 語源とされていて、ご神霊が宿った物を飲食してご神霊を身につけるという意味も持つ大切な 神事の一部でもあります。
 ですから、祭典に参列しないのに、直会にだけ出るという事はありえません。



@ 礼手(一拍手)
 A 盃を取る
 御神酒を注ぎに神職(巫女)が自分の前
に来たら、いただきますの意味で一度だ
け手をたたきます。これを礼手(らいしゅ)
といいます。
 続いて盃を取ります。
 持ち方は、写真のように親指を上から、
他の四指をそろえて下から持ちます。

B 御神酒をうける
 C 御神酒を拝戴する
 御神酒を注いでもらいます。この際にみ
だりに盃を動かすのは、やめましょう。
(宴会ではありません)
 御神酒をいただきます。
 一般的に三口に分けていただく作法が
行われています。

D 指で拭く
 E 盃を置く
 盃の口をつけた場所を指で拭います。
 人差し指と中指を上から、親指を下から
三指を使って拭います。
 盃を置きます。
 



注 意
失礼なことにならないために・・・

そのいち
御神酒は、斉主(神職)の発声でいただく事が多いのですが、待ちきれずに飲んでしまう
方をよく見かけます。斉主発声のあるなしに拘らず、勧められるまで待った方が賢明です。
だれも飲んでいないのに一人だけ・・・見苦しいです。

そのに
結婚式などでよくある事ですが、盃を置いたままで御神酒を受ける方がよくいらっしゃ
います。これは結婚式という祝儀に全くふさわしくない事なので、絶対にやめましょう。

ふさわしくない理由
盃を置いたままで御神酒を受けるという行為は、手があるのに手を使わない(手を使えない)という事です。
これは、すなわち手を使えない人=死んだ人の行為と理解され、お祝いの時に似つかわしくない作法です。


トップへ
トップへ
戻る
戻る