お歳神さまのまつりかた
お歳神さまは新しい年を運んでこられる神様です。
また、新しい年とともに「福」もお授けになります。


お歳神様のまつりかたは地域や家毎にかなり
の違いがありますので一例をご紹介します。


お歳神様は年末(但し29日と31日は嫌われる)に飾り、小正月の頃にはずして「どんと祭」にたきあげます。当地方では1月の14日の夕または15日の朝にはずす家庭が多いようです。

 お歳神様は、正月期間だけ特別にに場所を設けておまつりし、歳徳神の方向(恵方ともいう)にまつる事を吉とします。歳徳神の方向に適当な場所がない場合、床の間等適宜の場所におまつりします。詳しい歳徳神の方向は「岩手県神社庁の郷土暦」をご参照ください。


お歳神様のまつりかたの例


お歳神様だけをおまつりした例

この場合、お歳神様のお札を宮形に納めましたが、宮形が無くても大丈夫です。
お歳神様の前に幣束を三本立て、お餅をお供えします。お餅は鏡開き(11日)の際にお下げして、食べるのを忘れずに。


神棚とあわせておまつりした例

臨時に場所を設けずに神棚にあわせておまつりする方法です。
左右に余裕のある場合は、神棚を真ん中、お歳神様を向かって右側にします。
左右片方にしか余裕が無い場合は、上のように向かって右側を神棚、左側をお歳神様としておまつりします。


 


歳徳神の方向
令和6年 甲 (東北東)


お歳神様神札
恵比寿・大黒様神札
 お歳神様とは大年神・御年神・若年神 3柱の神様です。
 お姿を描いたお札(右の恵比寿様・大黒 様のように)でおまつりする地方が多いの ですが、当地方では写真のようなお札でおまつりしています。
 お歳神様にあわせて福の神である、 比寿様・大黒様をおまつりして、新しい年 に一層福が授かるようにお祈りします。

幣束(へいそく)
 お歳神様は3柱の神様なので幣束を3本立てます。幣 束は竹等にはさんで立てます。
 幣束は屋敷明神様、水神様、かまど神様などにもお供 えします。


郷土暦
岩手県神社庁刊行
500円



わからないことは
神棚とお札に関するよくあるかもしれない質問

神棚の設置場所・家のどこが良いか?

神棚関係リンク集

祭器具の選びかた

紙垂(しで)の作り方



トップへ
トップへ
戻る
戻る