古くなった神棚をそのままおまつりしてもいいですか?




あたらしいものに取替えたほうがいいですよ。

 いまとなっては、「いろり」の煙で煤けて真っ黒になった神棚はかえって希少価値があるかもしれません。しかしながら、せっかく納めたお札が汚れてしまうくらい年期の入った神棚では困りもの。神様も逃げ出したくなるかもしれません。

 人間の住む住宅について考えてみてください。古くなって汚れやガタが目立つようになったら、予算がゆるせば思い切って新築しますよね。予算が少なくてもできる、最近流行のリフォームという手もあります。畳とナントカだけでなく新しい家は気持ちがいいものです。でも、最近では新しい家に住んでしばらくすると気持ちが悪くなる人も多いようですが・・・・・。

 神棚にはシックハウスはありませんのでご安心ください。神様のお働きは清浄な環境の下で最大となります。一般的に「新しい神棚=きれいな神棚・少なくとも汚れてない神棚」となります。また、新しいということは若々しいということにもなります。若い人は年を取ったひとよりも力がありますよね。ですから、神様の「みたま」のお働きも、若々しい状態のほうが大きいだろうと考えられてきました。神棚を取り替えて新しくすることは、神様に若返っていただくという意味があるのです。

 ちなみに、伊勢神宮では20年に1度、お社を新しくします。家庭の神棚もこのくらいで取り替えた方が良いと思われます。また、家を建てかえたときなどは神棚も取り替えましょう。せっかく家を建てかえたのに自分だけ古い建物に住むことになってしまったら、文句の一つも言いたくなるでしょう。

 

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