不幸があった時、神棚はどうするのですか?




不幸があった家のみ、下の通りです。
別の家にお住みの方は普段通りです。

神棚についての、下記の注意は亡くなった方が出た家だけが、対象となります。別の家に住んでいる場合、神棚のおまつりは普段通りに行います。

 不幸があった場合、ただちに神棚に白い紙をはります。白い紙をはがすのは五十日祭(仏式では四十九日法要)ののち、忌明けのお祓いをしてからです。

 忌中とはもともと死をおそれ、はばかる意味を持ち、死者を悼み「みたま」を鎮めるために身を慎む期間で、死のけがれのある期間であり、最長で50日とされています。そののち、悲しみの気持ちから平常に立ち直るための期間が服喪(喪中)であり、悲しみの中にも努めて普段どおりの生活を送るようにします。

 忌明けのお祓い「忌」から「服」へのけじめであり、けがれを祓い去り、普段の生活に戻る第一歩でもあります。忌中に神棚に白い紙を貼るのは主に死のけがれを避けるためであり、忌明けのお祓いののちは普段通りにおまつりするべきです。

 当地方では身内に不幸があった場合、世帯を別であっても一年間神棚をまつらない家庭が散見されますが、以上のような理由からあきらかに誤りです。また、当地方ではほとんど忌明けのお祓いがなされませんが、「忌」から「服」へのけじめとしての忌明けのお祓いをしない事が、このような誤った風習が行われている原因の一つかもしれません。


 


忌中(50日まで)の注意
・不幸があった家では、神棚に白い紙をはります。
・祭礼への参加、神社参拝などを遠慮します。
・結婚式、祝賀会への出席、行楽旅行などを控えます。
・祝い事の予定を忌明け後に延期します。
  ※ 忌中にやむなく結婚式、祝賀会などに出席する場合は忌明けのお祓いを
    受けてから(忌明けを早める)にします。


忌明けの注意
・神職に忌明けのお祓いをしてもらい、神棚にはった紙をとりのぞいて、平常どおり  の拝礼をします。
・忌中に天照皇大神宮、氏神様の神札が頒布された場合、忌明け後に神社に行って お受けします。

    


トップへ
トップへ
戻る
戻る